グリードの最期が悲惨!特徴や性格、能力まとめ
鋼の錬金術師の物語に欠かせないキャラクターとして知られているのが、「グリード」という名前を持つホムンクルスです。
お父様から七つの大罪の一つである、「強欲」を受け持ちその欲に沿った生き方をしている特徴的な存在。
そんなグリードですが、とんでもない裏話があるのをご存知ですか?
ここでは、グリードの特徴や結末、さらには性格や能力について紹介していきます。
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1.グリードが物語で見せた意外な特徴とは?
鋼の錬金術師に出てくるグリードは、読者からの人気も高く中々に面白いキャラクターです。
ホムンクルスの一人に数えられるグリードですが、どのような特徴を持っているのでしょうか?
グリードは冒頭でも触れたように、「強欲」を司っているので彼の行動は、欲が大きく支配していると分かります。
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彼はその点が大きな特徴と捉えられており、例えば自分の欲を満たすことができないとの理由で、120年前に「お父様」の元を去っているのです。
ここまで思い切った行動がとれたのは、彼の強欲という部分が大きいでしょうが、それはお父様が創造した際のミスともいえるでしょう。
基本的にお父様から創造されたホムンクルスは、お父様の命令に忠実ですがグリードはそうではありません。
後述するように、最終的にはお父様を裏切り「仲間」として振る舞ったので特異なキャラクターです。
2.グリードが迎えた結末が壮絶だった…
鋼の錬金術師のグリードは特異なキャラクターであり、読者から人気が高いです。
では、彼はどのような結末を迎えたのでしょうか?
前述した通り、グリードは120年前に自らの欲を達成するためにお父様の元を離れて旅を続けることとなりました。
そして、アメストリス南部に位置するダブリスの酒場「デビルズネスト」の地下にアジトを構えて、軍の実権で合成獣にされてアウトローになってしまった者たちを部下として囲います。
グリードは不老不死を求めて、活動を開始したのです。
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その後、ダブリスのアジトが軍部によって襲撃を受け、自身も捕縛されます。
お父様に服従するように説得されるも、それを拒んだことでお父様に取り込まれて消滅し、一時的に物語から退場しました。
しかしながら、グラトニーの腹の中にいたグリードは脱出し、脱出先にいた「リン・ヤオ」の肉体に賢者の石を注入して乗っ取る形に。
リン・ヤオという一つの肉体に、グリードとヤオの2人の人格が同居するという形で落ち着きました。
これ以降は、エドワードの同志として動くことになります。
物語の最終決戦時、真理という存在と融合して完全な状態になったお父様と対峙します。
大量の賢者の石のエネルギーを消費した関係で、お父様に吸収されそうになるグリードは、自らの意志によりリンと決別をして自身だけ取り込まれました。
お父様を一番もろいとされるボロ炭に錬成し崩壊することに成功しますが、その直後にお父様に食べられて死亡します。
グリードのおかげでエドワードは、ボロボロになった体に攻撃を続けていき勝利したのです。
グリードの最期は、自己を犠牲にしつつも最大の敵であるお父様に渾身の一撃を喰らわせました。
3.実は最強?グリードが持っているエグい能力
お父様が創造したホムンクルスの一人であるグリードは、彼特有の能力を持っています。
前述のように、その能力によって造り主であるお父様に致命的なダメージを与えることになったのです。
では、グリードはどのような能力を持っているのでしょうか?
グリードの能力は、体内に存在する炭素を使って表皮を硬化するというもの。
硬化した所は黒くなって、ダイヤモンド並みの硬度を持っており、攻撃に使うことができます。
とても硬いので銃弾や剣はもちろん、戦車による激しい攻撃にも耐えられるのです。
そのため、グリードの能力は「最強の盾」とも呼ばれており非常に厄介な敵とみなせるでしょう。
また、ホムンクルスが元々持っている再生能力もあるのですが、得意技である硬化とは同時に使用できません。
4.グリードが見せた意外な性格とは?
人気の高いグリードは、最終決戦時にエドワード達のためにお父様に対して攻撃を仕掛けました。
それが勝負を決めるキッカケになった訳ですが、グリードはどのような性格をしているのでしょうか?
- 執着心が強い
- 強欲
- 気持ちがぶれない
- 不愛想
- 筋が通っている
- 諦めが悪い
グリードは、金や女、さらには永遠の命といったこの世のありとあらゆる欲を手に入れようとしており、強欲を司っているのが分かります。
その行動に準ずるような性格が、グリードに確認できると言えるでしょう。
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執着心は非常に強いですが、その一方で「女を殴らない」「嘘をつかない」という点を信条としているんですね。
何だか男気溢れる印象を持つのではないでしょうか?
当初は敵として出てきましたが、最終的には仲間として活動をする所や、男気溢れる一面があるために読者から人気があります。
5.グリードが残した「謎」の答えが予想外だった…
鋼の錬金術師に登場するグリードですが、「どうしてお父様を裏切ったのか?」という謎が読者の間で話題になっているのをご存知ですか?
お父様の所にいたなら、自身が持つ欲を満たせないと感じ不満が募っ裏切ったというのが一応の理由です。
しかし、ここで考えておくべきなのは、グリードはお父様が持つ七つの大罪を受け継ぐ形で創造されたホムンクルスだという点。
自身の「強欲」を反映させたものであれば、お父様自身がグリードはどう行動するのかという点まで分かっていたはず。
それなのに、その点を修正させずに創造するというのは、少し妙に感じてしまいますね。
この点に関する考察として、「強欲が一番強い」という点を読者にアピールしたかったからというものがあります。
七つの大罪は、その感情や傾向が強まることにより罪が生じるというキリスト教の考えです。
嫉妬や色欲など、様々なものが出てきますがその中の「強欲」をグリードはお父様から受け継ぎました。
そしてグリードは欲が強すぎてお父様を裏切るという行動を取った訳なので、いかにこの強欲というものが人間を崩壊させるか、この点がグリードとお父様の関係からよくわかりますね。
お父様も、もしかしたら強欲だけはコントロールをするのが不可能だと感じたのかもしれません。
そして最終決戦での活躍などを見る限りですと、原作者もグリードを重要なキャラクターとして描こうとしていました。
グリードを通して原作者は、読者に対して強欲をコントロールすることの重要性を知ってほしいと思っていたのではないかと、ファンの間で推測されているほどです。
もちろん、原作者はこの点に関して何も明らかにしていないので、推測の域を超えてはいませんが、人間なら誰もが強欲が危険であると気づいているもの。
もしここまで考えており、読者に自問するよう促す目的でグリードがお父様を裏切ったのだとしたら、洞察力に優れた原作者だと感じますね。
まとめ
ここでは、グリードの特徴や結末、さらには性格などについて紹介していきました。
グリードはお父様の強欲を受け継ぐ形で創造されたホムンクルスで、その自身が持つ強欲のゆえにお父様を裏切ったのです。
最終的にはお父様をボロボロの炭にして、エドワードの一撃が効果的に伝わるようにして最期を迎えます。
彼の働きは非常に大きく、そして男気溢れる一面があるため読者からの人気も高い、鋼の錬金術師で愛されているキャラクターです。