お父様の結末が悲惨!意外な正体や目的まとめ

鋼の錬金術師 お父様

 

漫画・鋼の錬金術師には様々なキャラクターが出てきますが、その中でも多くの読者から支持されているのが「お父様」という存在です。

 

謎が多く残されたまま物語が進行していき、謎めいた言動を取ることから重要な人物であることは明らかでした。

 

そんな鋼の錬金術師に登場するお父様ですが、とんでもない裏話があるのをご存知ですか?

 

ここでは、お父様が作られた理由や目的、能力や結末などについて紹介していきます。

 

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1.「お父様」に見られる意外な特徴とは?

 

鋼の錬金術師 お父様

 

鋼の錬金術師において、"お父様"という抽象的な呼称で呼ばれる存在ほど、読者を混乱させてきた存在はいません。

 

つまり物語において非常に重要な役割を担っていながら、原作者が読者に対してミスリードをさせるような描写をしてきたからです。

 

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性格や能力まとめ

 

お父様は、物語の黒幕として裏で色々な事柄を操作しており、最終的にはラスボスとして主人公たちの前に君臨しました。

 

その圧倒的な能力の高さや、人智を超えた野望の持ち主であるお父様に、読者の間では絶望感が広がっていたんですね。

 

ストーリーが終盤に差し掛かる所で、ようやくお父様がどのような存在であり、どんな目的を持って誕生したのかが少しずつ明らかに。

 

すると、主人公兄弟の父親とも密接に関係するなど、とても重要な位置にいることが分かってきました。

 

 

2.「お父様」が作られた驚きの理由

 

鋼の錬金術師 お父様

 

では、鋼の錬金術師に出てくるお父様とは、一体何なのでしょうか?

 

お父様とは、ホムンクルス達を創造した張本人であり、自身の7つの感情や欲望などを切り離して誕生させたので本体にはそこまで欲が残っている訳ではありません。

 

このお父様は、とある理由で主人公の父親にそっくりですが、実体は人間ではなく錬金術によって誕生した人造人間です。

 

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そして元々の姿は、マリモのような黒い存在であり、人造人間という呼称が用いられていますが、決して人間のようには見えません。

 

古代国家「クセルクセス」にて、奴隷として働かされていたヴァン・ホーエンハイムの血液を媒介にして造られたのがお父様です。

 

製造過程を見るならば、ヴァン・ホーエンハイムの親子とも言えますし、その後の繋がりを見ると「兄弟」とも結び付けられます。

 

作られた理由というのは、何か壮大な目的があった訳ではなく、クセルクセスにいた錬金術師がヴァン・ホーエンハイムの血液を媒介にし錬金術で偶然に誕生しました。

 

「フラスコの中の小人」という表現が用いられるように、フラスコの中でしか生きられないような状況だったのです。

 

つまり、お父様は偶然に製造され、錬金術師が何か野望を抱いていた訳ではないんですね。

 

 

3.「お父様」が抱いた想像を超える野望とは?

 

鋼の錬金術師 お父様

 

目的もなく作られた"お父様"ですが、次第に物語の黒幕でありラスボスという存在になっていきます。

 

そこには、製造された過程は偶然でありましたが、お父様自身が野望を抱いたという事実があるのです。

 

お父様はフラスコの中でしか生きられず、そこが自身にとっての世界でした。

 

製造された段階で人智を超えた高い知能を持ち、人間よりもはるかに優れた知能を持ちながら、何故か不自由な境遇に非常に不満を抱いていたんですね。

 

すると、クセルクセス王が不老不死を欲していることを知り、お父様は悪知恵を働かせます。

 

そして王を騙してクセルクセス全土を用いた、「国土錬成陣」を作らせて、クセルクセス全員(ホーエンハイムと自身を除く)を賢者の石にしました。

 

それを全て自分のものにするのではなく、特別視していたホーエンハイムと半分ずつ分け与え、エドたちの父は不老不死の身体を手に入れます。

 

お父様は、賢者の石を利用することにより、ヴァン・ホーエンハイムにソックリの容器(体)を作ったことによりフラスコから外に出られました。

 

自由になったお父様は、「完全な存在(神)」になることを画策し、その野望のために動くことになります。

 

 

4.実は最強?「お父様」が持つエグい能力

 

鋼の錬金術師 お父様

 

ヴァン・ホーエンハイムの血液を媒介にして製造された"お父様"ですが、どのような能力を有していたのでしょうか?

 

本作のラスボスという位置づけにいる所から分かるように、彼は想像を遥かに超える高い錬金術の能力を有しています。

 

前述した通り、お父様は「完全な存在」になることを画策するようになり、鋼の錬金術師という漫画は、お父様が神になるためのストーリーと言っても過言ではありません。

 

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裏で暗躍していた張本人であり、神になるために必要な準備を着々と進めていたんですね。

 

お父様は、星を一つの生命体として見立て、「真理の扉」を開くことでその中にある情報を取り入れることで神になれると考えます。

 

そのために、アメストリスを建国して「人柱」と呼ばれる真理の扉を開けられる錬金術師5人を探しました。

 

国家錬金術師を遥かに凌ぐ高い能力を持ち、さらに膨大な賢者の石を有しているために、ノーモーションでありさらに等価交換の原則を完全無視した錬金術の発動が可能。

 

これだけではなく、自分の意思によって発動そのものを不可能とする「錬金術封じ」すらできます。

 

まさに、向かうところ敵なしといった、ラスボスに相応しい強大な能力の持ち主と言えるでしょう。

 

 

5.「お父様」に見られる個性的な性格

 

鋼の錬金術師 お父様

 

何もかもが異次元の性質を持つお父様ですが、どのような性格をしているのでしょうか?

 

  • 無感情
  • 無関心
  • 野心家
  • 一途
  • 情を持たない
  • 冷酷
  • 寂しがり屋

 

物語を通して、お父様は上記のような性格をしていることが明らかになっています。

 

7つの大罪としてホムンクルスを製造した関係で、欲望や感情が薄れたので無感情や無関心という性格が見られるようになりました。

 

それでも完全な存在という本来の目的を忘れてはおらず、野心家である一面を覗かせています。

 

ところが、ホーエンハイムとの関係を見るならば彼に対しては特別な感情を向けるので一途だと考えられますね。

 

冷酷で情を持たないのはその通りですが、やはり彼の全体的な歩みを見るならば「寂しがり屋」という性格がよく表れていると感じるでしょう。

 

 

6.「お父様」が迎えた衝撃的な結末

 

鋼の錬金術師 お父様

 

壮年期のホーエンハイムの姿を頻繁に見せていたお父様ですが、物語が終盤へと差し掛かり「約束の日」を迎えるようになりました。

 

ここから物語は一気に進行し、ラスボスであるお父様は衝撃的な結末に向かっていき読者の多くは予想できない事態です。

 

お得様の計画は順調に進み、「星の真理の扉」の力を吸収して完全な存在になることに成功。

 

しかし本来の意味での神(全能)という訳にはいかず、つぎはぎだらけの完全体でしたので人間側の反抗であっけなく計画は頓挫。

 

賢者の石を全て使い切ってしまい、錬金術によって創造される前にいた場所「真理」の所へ引き返されてしまいました。

 

人間が住む世界とは全く違う所でありながら、一人一人の心にある扉とも表現される場所であり、生物なのか違う「存在」なのか分からない真理と対面したお父様。

 

エドワードの手によって自身の胴体から出てきた触手のようなものに、無理やり真理の扉に送られたお父様は、絶望しか感じていませんでした。

 

ようやく錬金術で誕生したのに、再び真理の扉の「向こう側」に返される、つまり「死」を目の前にして、絶望の叫びをあげながら引きずりこまれていき結末を迎えます。

 

たとえ人造人間であろうと、人智を超えた能力を持っていようとも、超えてはならない一線が存在しそこを超えようとしたがためにお父様は消滅したと言えるでしょう。

 

 

まとめ

 

鋼の錬金術師 お父様

 

ここでは、お父様が作られた理由や目的、能力や結末などについて紹介していきました。

 

お父様は錬金術師がホーエンハイムの血液を媒介にして偶然製造された人造人間であり、何か目的があって作られた訳ではありません。

 

悪かったのは、彼が非常に高い知能を有しており、フラスコの中で知能の低い人間に飼われていたという境遇。

 

フラスコの中から自由になったお父様は、神のような存在になることを目的にして行動しましたが、「超えてはならない一線」に触れたことにより衝撃的な結末を迎えたのです。

 

黒幕であるラスボスのお父様は、かなりのインパクトがあったので多くの読者の心の中に今でも生き続けています。